愛犬、愛猫の敵

はじめに、子犬、猫を飼い始めた飼い主が第一に注意したいのが感染症です。

子犬、子猫の危ない時期

犬、猫が生まれて最初に飲む母犬、猫のお乳には、母犬、猫が持つ免疫が含まれています。しかし、この母子免疫の効果は60日程度。この免疫が切れる時期は感染症に無防備で、子犬、猫にとっては危険な時期となるのです。

主に子犬、猫が掛かりやすい感染症は子犬ですと、犬ジステンパー、ケンネルコフ、パルボウイルス感染症があります。子猫の場合は、猫ウイルス性鼻気炎、猫カリシウイルス感染症、猫伝染性腹膜炎(FIP)があります。また子犬、猫の場合、寄生虫による病気にもしっかりとした対策を施す必要があります。母犬、猫のお腹の中で感染したり、母乳から感染してしまうケースも考えられるので注意してください。また、寄生虫が体内に入ってしまうと、一度の投薬で駆除しきれないことがあるので、2週間ほど経過してからもう一度検査を受けさせ、治療が必要な場合は獣医師の指示に従いましょう。主な子犬、猫の寄生虫ではダニ、ノミ、フィラリアがあります。病害としては、子犬、猫の元気がなくなる、動作が鈍くなる、消化不良や下痢が起こる、異嗜症を起こす、発育不良を起こす、といった様々な寄生虫による病害が発生します。また子犬、猫の寄生虫はペットだけでなく飼い主様にも襲いかかってきます。例えば可愛い子犬、猫とスキンシップをした時、排便を行なっている際、何らかの弾みで飼い主様の口に入ると感染します。主に犬・猫回虫症(トキソカラ症)、瓜実条虫症といった症状が有名です。犬・猫回虫症(トキソカラ症)は子犬、猫とのスキンシップを介して感染します。症状としては網膜脈絡炎、ブドウ膜炎、網膜内腫瘤、硝子体混濁、網膜剥離による視力・視野障害、霧視(むし)、飛蚊(ひぶん)症などがあります。その他に神経型(しびれ、麻痺)や潜在型(アレルギーの原因)といった新しい症状も指摘されていてとても危険な感染症です。瓜実条虫症は下痢が起こります。症状としては先ほどの犬・猫回虫症(トキソカラ症)よりも軽いですが、ペットと一緒に寝る、キスをするといったスキンシップで感染する為、簡単に感染します。ご紹介させていただきました病害以外にも多くの感染症、寄生虫がありますので、ペットももちろんですが、飼い主様ご本人も気をつけてペットと接してください。と言っても「どう気をつければいいかわからない」と言った声もあります。基本的に子犬、猫を購入した際にペットショップはワクチンをオススメします。もしくはもともとワクチンを打たれた子犬、猫もいます。母犬、猫から受け継がれた免疫が切れた子犬、猫をこのような感染症、寄生虫から守るのがワクチンです。ワクチンには3種混合から9種混合まであり、飼育環境によって必要なワクチンも異なるので、動物病院で獣医師に相談して接種を受けます。ワクチン接種が完了するまでは、外に出たり他の犬、猫と触れ合ったりしないように注意しましょう。